キヤノンインタビュー「EOS RPの価格を下回るフルサイズカメラは登場すると思う」
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EOS Magazineが、キヤノンヨーロッパのテクニカルサポートマネージャーにインタビューした記事を掲載しています。
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競合他社の多くはボディ内手ブレ補正を搭載しているが、キヤノンも搭載するつもりなのか?
「我々は独自のボディ内手ブレ補正機構を望んでいるが、ボディ内手ブレ補正機構の特許はすでに多く出ている。レンズ内補正が最高の解決策だと今でも思っているが、より大きな効果を得るために両方を連動させて使用するかもしれない。」
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EOS RPの動画機能は欠けているとの批判があるがどう思っているのか?
「それはコストを抑えるためだ。利用可能な時間内にDIGICプロセッサが処理できるデータ量には限界がある。EOS RPのコンセプトは、動画機能を備えた手頃な価格のフルサイズモデルであり、エントリーのフルサイズモデルを検討している顧客には許容できるレベルにあると考えている。」
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キヤノンはさらに一眼レフを導入するのか?
「導入する。我々はまだデジタル一眼レフとミラーレスを含む、あらゆる種類のカメラの需要を見ているので、複数の製品ラインにまたがって生産していく予定だ。ミラーレスのEVFなどはまだ完璧ではないと思っている。」
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日本で成功しているものの、ヨーロッパやアメリカではあまり成功していないMシリーズの今後はどうなるのか?
「様々なタイプの顧客が存在する。アジア市場ではより小さなカメラを望む傾向があるが、西洋市場では少し大きなカメラを望む傾向がある。文化的な違いがあるので、Mシリーズにはまだ潜在的な市場があると考えている。」
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APS-CのRシステムカメラは登場するのか?
「RシステムがAPS-Cに対応することはできると思うが、Mシリーズがあるので優先事項ではない。我々はEOS Rのフルサイズミラーレスレンズを拡充する必要がある。」
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EOS RPの価格を下回るフルサイズカメラは登場すると思うか?
「登場すると思う。」
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プロバージョンのEOS Rは2020年に開催される東京オリンピック前に登場するのか?
「それはとても難しい質問だ。」
EOS RPは最安値が約14万8,000円とフルサイズミラーレスでは安価なモデルですが、それ以上に安価なモデルが今後登場する可能性があるようですね。ソニーα7 IIの最安値は約11万5,000円なので、そのぐらいの価格帯になるのかもしれません。
キヤノンはボディ内手ブレ補正機構の搭載を考えているようなので、次のEOS Rシリーズカメラで搭載されることに期待したいですね。
新しいEFレンズに関しては、インタビューで、おそらく来年までは登場しないだろうと述べているので、新しいEFレンズは来年以降の登場となりそうです。
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Source:EOS Magazine
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