ソニーEマウントレンズは理論上ではF0.63まで可能 LもF0.63、RFはF0.62、ZはF0.58
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Sony Alpha Rumorsが、ソニーが1月に開催したα6400のプレゼンテーションで、このところ噂されているEマウントのネガティブな噂について回答をしていたと伝えています。
そもそもネガティブな噂とは?という話ですが、いくつかあって「EマウントはAPS-C用に作られたもので、フルサイズを想定していなかった」「EマウントはF1.0のような大口径レンズを作るにはマウント径が小さすぎる」といったものがあり、今回はこれらの噂に回答しています。
Q. EマウントはAPS-C用に作られたもので、フルサイズを想定していなかった?
この噂の発端は、ライカのCEOがLマウントアライアンスのインタビュー時に、「LマウントとEマウントは異なっている。ソニーはEマウントをAPS-CのNEXから初めていて、当初はフルサイズを念頭に置いていなかった」と述べたことから広まったもので、ソニーはこれに反論。
デジカメWatchが2010年に掲載したソニーのインタビュー記事で、ソニーは「フルサイズセンサーをαでだけ使うと決めているわけでもありません。(実際に商品化するかどうかは別として、技術的には)NEXにもフルサイズセンサーを搭載することは可能ですから。」と述べていると説明し、当初からEマウントでフルサイズセンサーを想定していなかったわけではないと回答しました。
Q. EマウントはF1.0のような大口径レンズを作るにはマウント径が小さすぎる?
この噂には以前にソニーがインタビューで軽く答えていますが、今回は改めて図を用いて詳しく説明。結論としては、EマウントはF0.63までは理論上では可能だそうで、これはライカLマウントと同じ数値になるとのこと。ちなみにキヤノンRFはF0.62、ニコンZはF0.58。
ニコンは以前に、ニコンの光学エンジニアは理論的にはF0.65まで可能であると計算していると伝えていましたが、ソニーによる計算だとF0.58まで可能なようです。
F0.63はあくまでも理論上の数値で、そのようなレンズを作ったとしてもかなり大きく高価すぎるので製品化されることはまずないと思いますが、Eマウントでも他社に引けを取らない明るさのレンズは製造可能だということは覚えておきたいですね。
ちなみに、ソニーはインタビューで「(F1.0のレンズを)作ることはできるが、市場の需要がない。おそらくF1.2ならいくらか需要があると思うが、F1.0の需要はあるだろうか?技術的にはF1.0のレンズを作ることはできるが、ビジネス的に意味をなさない。」と伝えています。
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Source:YouTube via Sony Alpha Rumors
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