パナソニックが「LUMIX S1 / S1R」を正式発表
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パナソニックが、同社初のフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1」と「LUMIX S1R」を正式に発表しました。S1の価格は2,499ドル、S1Rは3,699ドル。発売予定日は2019年4月上旬となっています。以下はDPReviewからの和訳です。
LUMIX S1
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フォトキナ2018での開発発表に続き、パナソニックはフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1」を正式に発表した。パナソニックはS1の用途は70%がスチル、30%が動画と見積もっていたが、実際にはいくつか印象的な動画機能を採用してる
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S1のセンサーは2,420万画素で、動画は4K30pの全画素読み出しのオーバーサンプリングか、APS-Cクロップの4K60pで撮影が可能。また、180fpsのフルHD動画撮影機能もあり、29.97pで1/6の速度のスローモーション動画が出力される
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標準では10bitはHLGモードのみだが、有償でLog機能と、10bit 4:2:2の出力に対応させることが可能。このアップデートの価格と提供日に関する情報はまだ発表されていない
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S1とS1Rは防塵防滴仕様で、5軸のボディ内手ブレ補正機構を搭載しており、レンズと同調して手ブレを補正するDual I.S.に対応している
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AFはコントラストベースで、合焦速度を速くするためにパナソニックのDFD技術を採用している。また、被写体の識別と追尾性能を向上させるため機械学習も採用されている
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S1のハイレゾモードは9,600万画素。連写速度は9コマ/秒で、AF追尾では6コマ/秒となる。さらに、6Kと4Kフォト機能も搭載されており、6Kフォトは30fpsで1,800万画素、4KフォトはAPS-Cクロップの60fpsで800万画素となっている
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兄弟分のS1R同様、S1のEVFは有機ELの576万ドットで、リフレッシュレートは60fpsまたは120fpsから選択することができる。背面モニターは3インチ210万ドットのタッチパネルで、3軸チルト式。ボディ上面には上面液晶も搭載されている
LUMIX S1R
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パナソニックはスチルフォトグラファーをターゲットにしたプロ志向の4,730万画素のフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1R」を発表した。このカメラは徹底した防塵防滴仕様で、Lマウントを採用している
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S1同様にハイレゾモードを搭載しているが、S1Rは高画素センサーのためS1より高解像度の1億8,700万画素で撮影が可能。連写速度は9コマ/秒で、AF追尾では6コマ/秒。6Kフォトは30fpsで1,800万画素、4Kフォトは60fpsで800万画素となっている
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AFはコントラストベースのDFDで、パナソニックは機械学習により動体追尾能力が強化されていると述べている
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動画は4K60pに対応。5軸のボディ内手ブレ補正機構はレンズの手ブレ補正と連携可能
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EVFは有機ELの576万ドットで、リフレッシュレートは60fpsまたは120fpsから選択することができる。背面モニターは3インチ210万ドットのタッチパネルで、3軸チルト式。ボディ上面には上面液晶も搭載されている
ついにパナソニック初のフルサイズミラーレスカメラS1 / S1Rが発表されました。価格はS1が2,499ドルで、そのまま円に換算すると約27万2,000円。3,699ドルのS1Rは、約40万2,800円となります。
スペックはほぼ噂通りですが、信憑性の薄かったRAW動画や可変NDフィルターは内蔵されていませんでした。EVFはソニーが以前に発表した576万ドットの有機ELマイクロディスプレイを採用しているのかもしれませんね。
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